めとろぽりたん

shibuya

5月中旬にトウキョーに来てから早いものでもう1ヶ月過ぎた。まずは1年ここで生き延びようと思ってはいたが、それよりも2ヶ月目を無事乗り切れるかどうかという局面である。

何かを見て活かさないといけないのと、いつまでいられるか分からないという焦りに追われ週末は殆どSuica片手に出かけて何かを見に行っていたと思う。ではそれを咀嚼できて活かされたのか、と聞かれるとノーだ。だからこう焦りながらエントリを綴っているのである。こうやって思い返せば少しはマシになると思ったから。思い出せる範囲で書くと

  • 言の葉の庭(映画)
  • 歌姫庭園3(アイドルマスター作品オールジャンルイベント)
  • ハル(映画)
  • サンシャイン水族館
  • ペパボ文化祭
  • はたらきたい展。
  • カラーハンティング展 色からはじめるデザイン

の7つ。あれれ、思っていたより少ない。たぶんひとつひとつボリュームがあったからたくさん足を運んだ気分になるのだろう。一気にまとめて書こうと思っていたけれどつかれるので、まずは昨日行ってきたカラーハンティング展から簡単にかく。

企画展 藤原 大ディレクション「カラーハンティング展 色からはじめるデザイン」

色を選ぶことを「ハンティング」と呼んでいることに興味をひかれたのと、ちょうど色彩について勉強していて色を扱う時の参考になるかなと思い足を運んだ。

まず千佳…じゃなかった地下に降りると雪山で画材を持ち歩いて何かをしている男性の映像が映し出されていた。カラマツを見ながら絵の具を混ぜ、付箋よりふた回りくらい大きい画用紙の片に塗って同じ色になるよう見比べていた。なるほどこれがハンティングか。すこし奥に進むと雪山でハンティングした色を元に作られた雛人形が飾られていて、顕色系みたいな色合いだった。仮にデジカメで撮影したものからスポイトツールで選んだらどうなったのだろうと無粋なことを考えていた。

驚いたのがスカイダイアリー。毎日空をから色をハンティングしたものだそうだが青よりの曇りの日、すこし緑に染まった曇りの日、同じ色が存在しなかった。RGBのカラーコードに縛られ過ぎているのかもしれないな。

微妙な色の違いといえば、地域それぞれの水を使用した紫の染め物だった。1つだけ色味が著しく違っていてそれ以外は同じじゃないの?と目を凝らしていくと微妙な違いに気づいた。「水の微妙な成分の違いでそれぞれのローカルカラーが出るんじゃないか(意訳)」なるほど。無意識のうちに名前に色を束ね過ぎているのかもしれない。

最後に「あなたの未来の色は?」とひとつ色のついたシールを選んで模造紙に貼るコーナーがあった。好きなオレンジを選ぼうと思ったけれど、そのときは模造紙になじむような白色になりたかった。しかし、模造紙の白よりシールの方が明るい白でなじまなかった。同じ色を選ぶのは難しいと改めて思った。