精度と観点

ANDREAS GURSKY | アンドレアス・グルスキー展 : http://gursky.jp

新宿駅ホームで、だったかな……カミオカンデの広告見て以来気になっていたアンドレアス・グルスキー展に行ってきた。

撮影時の構え方やレンズの収差など、様々な要因で写真でまっすぐ被写体を捉えるのは難しい。それを乗り越え被写体にまっすぐ向かおうとする姿勢が作品からひしひしと伝わってきた。例えば「99セント」の陳列棚とか普通に撮影したら絶対周辺歪むよねこれ。

そういえば空港のロビーを写した作品の前で「これ、黒い行き先表示板に露出合わせたら服とか白トビするよね」と作品について話しているのを耳にした。ここまで水平にばかり気を取られていて、露出は意識して見ていなかった。誰かと一緒に行けば、自分一人では思いつかない観点で作品をみれたのかもしれないと思うと悔しい。